30代のあなたはいくつ保険に入っていますか?
その全ての補償を理解していますか?
多くの方が何かしらの保険に入っているのでは無いでしょうか?
FPから勧められたり、友人や家族から勧められなんとなく保険に入っているかもしれませんが、その保険本当に必要ですか?
本記事ではそんな保険の話について書いています。
知らないと無駄に保険料を払い続けることになりますので、最後までお読み頂き本当に必要な保険だけに加入してくださいね。
ポイント
保険の考え方
保険に入るときに考えなければいけない事があります。
どんな事に関して保険をかけるのか?
という事です。
あなたはどんな事柄に保険をかけるべきかわかりますか?
多くの方がわからないと思います。
なぜなら、僕も勉強するまで知らなかったからです。
誰も教えてくれないのです。
「保険に入った方がいいよ」と言う人は多くても、「保険に入らなくていいよ」と言う人は少ないですよね。
安心してください。ズバリ答えを言います。
結論からいうと保険をかけるべき事柄というのはこちらの考え方です。
起る確率は低いけれども損害が大きいもの
それ以外の損害については貯金で対応します。
少し深堀りしていきます。
確率と損失の高低を下記の表にしました。
確率が低い | 確率が高い | |
損失が小さい | 貯金で対応 | 貯金で対応 |
損失が大きい | 保険で対応 | 近づかない |
これが保険の基本的な考え方です。
風邪をひきましたや骨折しました、という場合損失が小さいので貯金で対応しましょうという事です。
確率が高く損失が大きいものは近寄らない、又は拒否する。
例えば、治安の悪い国や地域に旅行に行くなどは避けるべきですね。
確率が低く損失が大きいものに保険をかけるというのが、保険を選ぶ時の基本的な考え方になります。
日本は社会保険も国民健康保険も手厚い
日本で生活している以上、必ず保険に入っているはずです。
会社に雇われているのであれば社会保険。 自営業・フリーランスであれば国民健康保険。
必ずどちらかに加入しているはずです。
これらの保険に入っていれば、医療に関する保険は十分です。
風邪をひいて病院に行っても数千円で済みますよね。
お薬代だけなら数百円で済む事もあります。
かなり大きな手術をしても、50万円ほどあれば足りるのです。(後述します)
つまり、それ以上の金額を保険会社に支払っても意味が無いのです。
30代独身の方に必要な保険は2つだけ
「この先、結婚すると家族が出来ますよね〜」
「ご家族ができると、色々お金がかかりますよね」
「もしもの事があったら、お金はどうするんですか?」
「お子さんの教育費も必要になりますよね?」
というセリフを聞いたことがある人もいるのでは無いでしょうか?
このセリフはFP(ファイナンシャルプランナー)の常套句です。
上記のようなセリフを聞いた事があるひとは、周りにFPがいるか保険の窓口などで相談したことがある方だと思います。
僕も友人のFPから1回、一般のFPから1回の合計2度同じ話をされた事がありますのでよくわかります。
しかし、騙されてはいけません。
不確定な未来の為に保険に入るなら貯金で十分なのです。
あなたがすでに結婚してご家族がいるのなら考える余地はあるかもしれませんが、独身であれば考える間もなく断ってください。
必要ありません。
保険の考え方はこちらでしたね。
起る確率は低いけれども損害が大きいもの
では、どんな事が低い確率で起きる損害が大きい事なのか?
一体どんな保険に入っておけば良いのか分からない方も多いと思います。
そこでここでは、30代独身の方が必要なたった2つの保険についてご紹介します。
火災保険
火災保険は社会保険や国民健康保険でカバーできず、低確率で起るけども損害が大きいので入るべき保険です。
賃貸であれば、契約の時に火災保険に入る事になるので多くの方がすでに支払っていること事だと思います。
対人対物保険
仕事で車やバイクを使う方が入るべき保険が対人対物保険です。
こちら起る確率が低いけれども、損害が大きいからです。
もしも事故で建物を壊してしまった、人身事故を起こしてしまった場合、損害賠償金額は大きなものになります。
その時に為に備えて入っておくべき保険です。
車のボディーが傷ついた時の車両保険などは、必要ありません。
なぜなら貯金でカバーできるからです。
車両保険の金額分を貯金しておいても、備えている事に変わりないからです。
もしもの時は高額療養費制度を利用する
「医療給付実態調査」からわかる「入院1日あたりの平均医療費」と「平均入院日数」を掛け合わせる事で算出された平均医療費の中でもっとも金額の大きいものは、75歳以下の脳梗塞で300万円を超えるそうです。
しかし健康保険に入っていることで、本人の負担額は約65万円程度で済みます。
70万円ほどの貯金があれば、とりあえず大きな病気にかかっても大丈夫だと言う事です。
毎月の保険料の支払いに圧迫された苦しい生活を送るよりも、70万円ほどを医療費として貯金しておいて残りのお金でさらに貯金をしたり、趣味に使った方が心も体もより健康になるのではないでしょうか?
高額療養費制度とは?
高額療養費制度と言うのはひと月あたりの医療費の自己負担の限度額が、世帯の所得によって変わる制度の事です。
世帯の所得が少なければ、ひと月に支払う医療費の自己負担額が少なくて済みます。
民間の保険に入っていざと言う時に備える必要はありません。
すでに加入している保険でこの制度が利用できるのです。
一旦は窓口で支払う必要がありますが、その後必要書類を提出することで高額医療費の払い戻しを受ける事ができます。
もしも、高額医療費の支払いで貯金が全部なくなってしまっても、高額医療費払い戻し見込み額の8割を無利子貸付してくれる「高額医療費貸付制度」もあります。
これだけの制度が整っていれば、民間の保険に入らなくても医療費で困る事はないのでしょうか?
高額療養費制度については全国保険協会で詳しく解説されていますので、あなたの目で確認してみてください。
貯蓄型の保険は解約して問題なし

そう思われるかもしれません。
しかし、貯蓄型も実はお得ではありません。
「一定期間の預けるとその後、利率が上がり大幅に増えて戻ってきますよ!」
なんて言われた事があるかもしれません。
僕もあります。
確か20年くらいだったと思います。
「20年間支払い続けると、払い戻しが100%超えますよ』
20年経つ前に解約してしまうと100%を以下の払い戻しだけれど、20年を超えたあたりから1年ごとに数%ずつ利率が増えて最大で120%位になって払い戻されると言うものでした。
20年以上かけて20%では投資効率として悪すぎます。
4%の利回りなら5年で回収できるんです。
20年なら4倍になっていますお金が増えるのに、わざわざ利率の悪い所に投資するのは経済的自由を手に入れる為には悪手です。
銀行に預けるよりは確かに利率は良いかもしれません。
しかし、銀行の金利が低すぎるからみんなお金が増えなくて困っているのです。
もし、あなたの貯蓄型の保険がどれくらいの利回りで払い戻されるのかをもう一度見直して見てください。
年利で3%行かないのであれば、株式投資で利回り3%の株を購入した方があなたの通帳の残高は増えていきますよ!
必要な保険は2つだけ!!【医療費の負担は〇〇で解決】のまとめ
最後にまとめます。
まずは保険の考え方はこちらでしたね。
起る確率は低いけれども損害が大きいもの
その上で入っておくべき保険は2つ。
もしも、大きな病気や怪我で手術が必要になったら健康保険の中の高額療養費制度を利用して払い戻しを受けましょう。
ですので、50万円ほどの貯金を残しておけば医療保険はいらないので余剰分は投資で資産を増やして行きましょう。
と言う流れです。
始めは小さな金額ですが、継続すれば経済的自由を手にれるまでの金額になります。
まずは一歩踏み出してみてください。
経済的自由を手に入れるためにすべき事は下記の記事でまとめています。
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【30代でも間に合う】経済的自由を手に入れる3つのステップ
続きを見る
高額療養費制度を理解した上で、それでも心配と言う方はもちろん保険に入って下さって問題ありません。
毎月の支払いが苦でないのならば良いと思います。
もしもあなたが、経済的自由が欲しいと言うのであればこの機会にもう一度必要な保険、不必要な保険と向き合って見てはいかがでしょうか?
FPは高額療養費制度の事を教えてくれません。
なぜなら高額療養費制度を理解されると保険に加入して貰えないからです。
FPは保険に加入してもらって、その手数料で稼ぐと言うビジネスモデルだからです。
信用できないと言う方は下記のリンクからFPの方に保険の相談をしてみてくださいね。
おそらくどんなFPの方でも高額療養費制度については教えてくれないと思います。
もしも聞いていないのに 高額療養費制度を教えてくれるFPがいたらそのFPの方を信用して保険に入っても良いかもしれません。