今回は食戟のソーマ1巻の【なんちゃってローストポーク】について解説するよ。
「なんちゃってローストポーク」をわからないと言う方でも、簡単に説明しているから安心して読んで欲しいんだ。
読んでみて美味しそうか判断してみてね。
僕が考えるこうやって調理した方が美味しいんじゃない?
と言う料理も紹介してるから、それも楽しんでもらえたら嬉しいです。
まずは「なんちゃってローストポーク」が生まれた経緯から紹介するよ。
【なんちゃってローストポーク】のあらすじ
主人公の幸平創真の実家「食事処 ゆきひら」に地上げ屋が立ち退きを迫るんだ。
創真はそれを断り続けるんだけど、嫌がらせは続いてお店の食材を全て捨てられてしまうんだ。
それでも地上げ屋はお肉料理を作りなさいと創真に命令して、その時に作るのが「なんちゃってローストポーク」なんだ。
【なんちゃってローストポーク】
出典:食戟のソーマ コミック1巻
みんなはこの料理をどう思ったかな?美味しそうと思ったのかな?
僕の答えは想像通りの味だと思ったよ。
「なんちゃってローストポーク」は次の様な料理だよ。
蒸したジャガイモの周りにベーコンを巻き付け、油を吸いやすいキノコ類を刻んで練り込んだ。 ベーコンを巻いたジャガイモをオーブンで焼く事で、じゃがいもの柔らかさがベーコンの旨みと脂を受け止めるんだ。 ホクホクとカリカリの食感のコントラストを楽しむ料理。
とても美味しそうな料理に感じるけど、僕が思う「なんちゃってローストポーク」の良かった点と悪かった点について紹介するよ。
良かった点
限られた食材で料理を完成させた事。
食材少ないほど出来る事は少なくなるので、少ない材料で料理を作るのは料理人の腕の見せどころなんだ。
そう言った意味ではこの料理は少ない食材で美味しく作っているので素晴らしいですね。
悪かった点
料理の完成度は高くない事。
本編中にもポテサラをヒントに作られたと書いてあるんだけど、そのままだよね。
蒸したじゃがいもにベーコンを巻き付けたところで、そこまで美味しさは変わらないんだ。
あなたも感じているかもしれませんんが、じゃがいもとベーコンの相性は良いけれど、どんなに頑張ってもジャガイモとベーコンと言う領域から抜けられない。
食材が全然なくてお肉料理が食べたいと言うリクエストには答えられてるかもしれないけど、料理の完成度としては低いと思います。
そもそもじゃがいもにつなぎが入っていないと、成形するのが難しいんだ。
特に温かいとね。
ポテトコロッケを思い出してごらん。
作った事がある人はわかるかもしれないけど、じゃがいもは加熱して柔らかく調理した後に冷ましてから成形するんだ。
成形しやすいですし、形が崩れないから。
さらには、蒸気で水分をコロッケの中に残さない為にも必ず冷ましてから作るのが美味しく綺麗なポテトコロッケを作るコツです。
パン粉をつけて180度の油でカラッと上げると、衣はサクサク中はホクホクのポテトコロッケの完成。
「なんちゃってローストポーク」はスライスまでされているけど、これは無理だと思うよ。
「なんちゃってローストポーク」を美味しく作るなら?
そこまでいうならあんたはどんな料理を作るんだとお思いの方もいるかもしれません。
僕がこの料理を美味しくするならどうするか?
考え方は2つあります。
1つは食材がないと言う状況を考慮して、他の食材でお肉料理に近い物を作るという考え方。 もう1つは、じゃがいもとベーコンを使った他の料理を作るという考え方。
今回は後者で美味しくするよ。
幅が広いからね。
お題であるお肉料理にも近づける方法を、この記事を書きながら思いついたよ。
料理名は「肉フィーユ」笑
「なんちゃってローストポーク」とは別物の料理になっているけど、気にしないで読み進めてください。
肉フィーユの作り方
じゃあ、「肉フィーユ」の作り方を紹介するよ。
メークインはベンリナーを使って0.5mm程度にスライス。
鍋に入れて、牛乳と生クリーム、塩、ナツメグを入れて煮込むんだ。
牛乳が100gなら生クリームは200gの割合がちょうど良いよ。
メークインに火が通ったら、一旦冷まして長方形にカットして、それを3段くらいに分けるんだ。
その隙間にフライパンで焼き色をつけたスライスベーコンを挟んで、ミルフィーユ状態に。
最後に、小麦粉、卵、パン粉で衣をつけて、180度のサラダ油でカリッと揚げてください。
小麦粉は薄力粉を使うんだ。
グルテンが少ないからね。
薄力粉はたっぷりつけた後に、しっかりとはたいて余分な小麦粉を落としておくんだ。
出来る限り薄くつけるのがポイント。
揚げたてはね、1口かじるとベーコンの香りが鼻を駆け抜けメークインと生クリームのグラタンの様な濃厚さが口の中に侵食していくよ。
パン粉にパルメザンチーズやイタリアンパセリのみじん切りを加えると、味の濃厚さが出るよ。
どうだですか?
作りたくなって来ましたか?
サクサクの衣を齧(かじ)ると、とろっとしたジャガイモのグラタン。
パルメザンチーズとベーコンの香ばしい香りが立ち込め、嗅覚からも楽しめる料理だよ。
白ワインにも合わせやすいくて、おつまみにも最適なんだ。 合わせる白ワインはシャルドネがオススメ。
シャルドネは、生クリームやチーズのコクに負けない強さがあるからね。
ベーコに的を絞って、良く冷やしたリースリングでも美味しいかもね!
肉感を出したいなら・・・。
肉肉さを出したいならベーコンを厚めに切った物を2枚用意して、蒸したジャガイモを挟むと良いよ。
フライパンで焼き色をつけたベーコン2枚で蒸したがジャガイモを挟んで、さっきみたいに薄力粉、卵、パン粉の順番で衣をつけて180度の油でカラッと揚げるとハムカツみたいになってベーコンのうまみがドバドバ流れでて来ますよ!
じゃがいもは白ワインビネガーや米酢でで加えておくと、食べた時の脂っこさを緩和してくれるからオススメ。
なんちゃってローストポークのまとめ
「なんちゃってローストポーク」は料理の完成度としてはそこまで高くないというのが僕の感想。
作ってみて美味しかった人には申し訳ないんだけど。
だから、もう少し美味しくなるような料理を紹介してみました。
でもね、料理は作る事が一番大事なんだ。
僕みたいに作らずに解説ばかりしてるなんてロクなやつじゃないんだよ。
誰かの為を思って作る料理が一番美味しいく出来るんだよ。
これは本当だよ!
なんちゃってローストポークが気になったあなたは、漫画を読んでみてください。
漫画なら絵もあるのでより美味しそうに感じます。
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