今回は食戟のソーマ2巻の【シャリアピンステーキ丼】について解説します。
【シャリアピンステーキ丼】がわからないと言う方でも、わかりやすく説明しているので安心して読み進めてくださいね。
元料理人の僕が美味しく作るコツについても解説しているので、作ってみたけど美味しくできなかったという方は参考にしてみてください。
食戟のソーマ2巻では料理対決が2回あります。
前半に一色先輩と、後半に水戸郁魅(肉魅)と。
一色先輩との対決は、ツッコミどころがあまりないので特に解説しません。
本記事では後半の肉どんぶり対決について感想や解説をご紹介してますので、ぜひ最後までお楽しみください。
食戟のソーマ2巻あらすじ
食戟のソーマ2巻の前半
前半の対決は創真が遠月学園の極星寮に入寮するところで、鰆を使って一色先輩と軽い対決。
一色先輩の作る【鰆の山椒焼き 春キャベツのピューレ添え】も創真の作る【鰆のおにぎり茶漬け】も、レシピ通りに作れば美味しく作れそうです。
だから、真似して作ってみくださいね。
あえて疑問点を上げるとするならば、鰆の山椒焼きは照り焼きをベースに最後に粉山椒を加えたレシピになってるんだ。
これは間違いなく美味しいよ。
でもね、春キャベツと生クリームを合わせて作ったピューレと相性が良いのか言われるとちょっと微妙。
食戟のソーマ2巻の後半
後半は創真が遠月学園に入って初めての「食戟」をする事に。
丼研究会を守る為に、水戸郁魅(肉魅)と食材は「肉」で品目は「丼」で対決。
本記事では、ここで登場する【A5和牛ロティ丼】と【シャリアピンステーキ丼】について解説していくよ。
【A5和牛ロティ丼】は絶対に美味い!!
出典:食戟のソーマ コミック2巻
まずは肉魅の【A5和牛ロティ丼】だよ。
これは美味しいこと間違いないですよね。
A5和牛をフライパンで焼き、バターで表面を焼き固める。
それをオーブンに入れてしっかりと加熱して、焼き上がったらスライス。
ホカホカの湯気の立ち上がるガーリックライスの上に花びら状に綺麗に並べ完成。
美味しいこと、間違いないでしょ?
想像しただけでガーリックライスのクセになる香りが寝ていた食欲を叩き起こします。
そして、満腹中枢を刺激して空腹を認識させられるので、空腹時に読むと「いきなりステーキ」に駆け込みたくなってしまうから注意してくださいね。
一見完璧そうな料理だけど、これから作る人には美味しく作るコツを2つ提案するよ!
【A5和牛ロティ丼】を美味しく作る2つのポイント
美味しく作る2つ注意点はこちら。
火入れに注意!
漫画の中で
「肉の繊維方向に対して直角に火を入れる・・・。すると均等に熱が入り肉汁の流れも活発になる」
と言う説明があるんだけど、お肉はオーブンに入ってるんですよね。
オーブンに入れたら全方向から加熱している事になるので、肉の繊維に直角方向からだけの加熱は不可能。
真似して作るときは気にせずにオーブンで加熱してOKです。
プロの料理人もオーブンを使って加熱するのでオーブンで全然美味しく焼き上げられますよ!
温度に注意!
漫画では焼き上がったA5の和牛ロティに金串を刺して、お肉の中心温度を測る場面があるんだけど、その時の温度が65度となっているんだ。
和牛ロティって言うのは簡単に言うとローストビーフだから、中心温度が65度だとちょっと火が入りすぎて、ロゼ色にはならないんだよ。
牛肉の場合、55度〜60度くらいでないと綺麗なピンク色の断面にならないから、真似して作るときは注意して欲しい。
多くの人が読む漫画だから安全である65度としたのかもしれないけど、A5ランクの和牛肉を美味しく作るにはもう少し低い温度の方がオススメ。
【シャリアピンステーキ丼】をもっと美味しく作る裏技
出典:食戟のソーマ コミック2巻
みんなはこの料理をどう思ったかな?
美味しそうと思ったのかな?
僕の感想はソースを変えた方が良いと思ったよ。
【シャリアピンステーキ丼】は巻末にレシピも付属してるんだ。
筋きりをした牛肉に微塵きりした玉ねぎをのせて、30分ほどマリネする。 30分したら玉ねぎをどかし塩、胡椒する。フライパンにバターを入れ玉ねぎを炒め塩、胡椒で味を調え皿に置いておく。 フライパンにバターを入れ肉を焼く。 肉を取り出し赤ワインを加え煮詰めて、玉ねぎを戻し炒める。 最後に醤油で味を決め、片栗粉でとろみをつける。練り梅を混ぜたご飯の上に盛り付けて完成。
どうでしょうか?
ソースの美味しさがやや乏しいように感じるのは僕だけではないのではないでしょうか?
料理人のならば、このソースの弱点がわかります。
味のベースになるものが弱いんだ。
肉を焼いた後のフライパンに赤ワインを入れて、旨みをこそげ落としているのは良いけど、それだけでは弱すぎるんですよね。
フォンドヴォーや鶏の出汁などを加えないと、赤ワインを煮詰めただけの味になっちゃいます。
つまり、酸味のある赤ワインソースで口に入れた瞬間に「う〜ん」となってしまう味です。
まずくはありませんが、慣れない人には酸っぱいだけのソースと感じてしまう人もいるかもしれません。
ですので、より美味しく作るには赤ワインを煮詰めた後にフォンドヴォーなどを加えて旨味を加えてあげると、あっという間に美味しいソースの完成です。
この料理を作るためだけにフォンドヴォーを購入したくないという方もいるかもしれません。
そんなあなたは焼肉のタレで代用しましょう!
赤ワインで風味が増してるから、焼肉のたれをベースにしても高級感が出るからオススメの方法ですよ。
ただし、入れすぎるとただの焼肉のタレになってしまうので、少しだけ加えるようにしましょう。
2人前で大さじ1杯程度で、物足りないようであれば味をみながら少しづつ加えてくださいね。
「肉」、「丼」をテーマに美味しく作るなら?
僕が「肉」と「丼」をテーマに作るなら・・・。
「和牛もも肉ローストビーフ 山葵クリームソース」って感じです。
脂の少ない和牛のもも肉を使って、塩・胡椒でローストビーフを作るんだ。
ご飯はオイスターソースで軽めに味を付けて、そこにガーリックチップと茎山葵の漬物を混ぜ込んだ混ぜご飯。
ソースにはに白ワインを煮詰めたものに生クリームを加え、最後におろしたての山葵を混ぜたソースにするんだ。
和牛もも肉にさっぱりとした口当たりに山葵クリームでコクと刺激を加えて、オイスターソースのガーリックライスでソースの補助的なニュアンスも出すんだ。
ワインは赤ワインが相性良し。
オーソドックスにカベルネソービニヨンでもいいけど、ちょっと癖のあるビオワイン(オレンジワイン)とかでも面白いかもですね!
食戟のソーマ2巻の【シャリアピンステーキ丼】〇〇を加えるともっと美味しくなりますのまとめ
今回は【シャリアピンステーキ丼】について解説したしました。
漫画を読んだ僕の感想としては【シャリアピンステーキ丼】を食べてもそこまで感動しないよ。
というのが正直な意見です。
【シャリアピンステーキ丼】感動するほど美味しく作ることはできるけど、漫画に乗っているレシピでは難しいと感じました。
食戟のソーマ2巻で一番美味しいのは鰆茶漬けだと思ういます。
【シャリアピンステーキ丼】を作るなら【鰆のおにぎり茶漬け】を作った方が満足度が高いと思う。
柚子の皮とか果汁を使うと、レベルアップするよ。
【鰆のおにぎり茶漬け】のレシピは食戟のソーマ2巻に掲載されています。
Kindle版なら購入してすぐに読むことができるので、レシピを確認して買い出しまでスムーズです。
作りたい気持ちが高まっているうちに買い出しに行きましょう!
鰆がなければ真鯛で代用しても美味しく作れますよ。
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